数年前、筆者は関東のリサイクルショップで勤務していました。
①最初の1か月目(研修期間)
当時、私は東京の「東久留米」という町のアパートに住んでいました。
東久留米はあの手塚治虫先生が晩年を過ごした町として知られていて、駅前にはブラックジャックとピノコの銅像も立っています。

最初の1か月間は、東久留米の自宅から通える距離の店舗で研修を受けました。
ここの店舗の新人指導が、まあスパルタなこと!
いきなり「中古のパソコンの値札に、そのパソコンのスペックを書いてください」と言われました。

当然、何が何だか分かりません。
「どんな情報を書けばいいんですか?」と質問すると、
「僕は新人のとき、質問せずに自分で調べて覚えた。だから君も、自分で調べなさい!」と返ってきました。
ブラックですね~!
普通に教えたら済む話なのに、こんな非効率的な指導方法がまかり通ってたまるか!
そんな感じで理不尽な指導が行われたのに加え、2か月からの配属先にもさらなる困難が待ち受けていたのです。
②2か月目~(正式配属)
何とか研修を終えた私は、東京都のかなり西の方(具体的には昭島市の辺りです)の店舗への配属が決まりました。
東久留米から東京の西部まではまあまあ遠いです。
通勤時間は、電車で片道1時間とちょっと。
さすがに東久留米から通うのは相当しんどいので、引っ越しを検討しました。
ところが、衝撃の事実が発覚します!
「引っ越し費用が会社持ちになるのは、正式配属後の転勤に限る」と上司から告げられました。
つまり正式配属(初回)は、仮に引っ越したとしてもその費用は全部自腹だとおっしゃるのです!
ブラックですね~!
ということは、もし私が引っ越すなら、初任給の大部分を突っ込むくらいの覚悟で引っ越さないといけないわけです。(引っ越しってそれなりにお金かかりますからね。)

関東で実家暮らししている方ならこういう制度でも大丈夫なのかもしれませんけど、私のように四国から出てきた人間にはひとたまりもありません。
正直、よっぽど「辞めようかな……」と思いました。

ただ、実家の両親にも相談したところ「入社して1か月で辞めると、自分の経歴に傷がついてしまうよ。3年くらいは頑張りなさい」と諭されまして。
そこで私は、あえて引っ越さないまま東京西部への通勤を続けました。
通勤時間が長すぎるので、電車でマンガやラノベを読むなどし、できる限り乗車時間を楽しめるよう工夫を凝らします。
体力的には相当キツかったですが、研修先の店舗よりも暇な店舗への配属だったため、仕事は楽でしたね。
③そして、神奈川へ
東京西部でのんびり仕事をしているうちに、次の転勤の話がやってきました。
当時働いていた会社はやたら人事異動が激しく、早い人だと配属後わずか半年で異動させられてました。
私はどうにか1,2年耐えましたけども、神奈川の南端、いわゆる「湘南エリア」への配属が決定します。
遠いですね~!

昭島市から湘南エリアまでは、電車で2時間ほどかかります。
これでは家探しをするだけで一苦労です。不動産屋と昭島市の自宅を往復するだけで、日が暮れてしまいます。
もうちょっと段階的に移動させてくれれば(昭島市→厚木→湘南エリアとか)楽だったんですけども、まあ上からの指示には逆らえません。
仕方ないので、知り合いの紹介でどうにか賃貸物件を確保。
引っ越しは大変でしたが、今度は職場から10分ほどの距離に部屋を借りられたので、通勤がぐっと楽になります!
けれども、本当に大変なのはここからでした。
④上司と馬が合わない
直属の上司が2人いたのですが、いずれも発言が支離滅裂で、とてもついていけないと感じました。

まず、1人目の発言を見ていきましょう。
「私は若い頃バンドをやっていて、髪を赤く染めていました。でも、そういう色の髪の人を採用してくれる会社はなかなかなく、ラブホテルの清掃などアングラな仕事も経験しました」
「最終的にこのリサイクルショップへ転職できて、本当に良かったと思っています!」
ツッコミどころ満載ですね~!
なんか良い話っぽくまとめてますけど、それって当時のあなたが髪を黒く染めれば全部解決したんじゃないんですか!?
別に派手な髪色の人を差別するわけじゃないですが、でもやっぱり一般論として、就職の面接では黒髪がスタンダードだと思います。
アラフォーにもなってなぜそんな当たり前のことが分からないのか、理解に苦しみます。
私の率直な印象は「何だこいつ」でした。(笑)
続いて、2人目。
「俺は一度リサイクルショップを離れて、不動産会社で働いていたこともあるよ。でも、1年目は物件の内装の写真を撮らされるばっかりで、無意味な残業もさせられた。本当は営業でバリバリ働きたかったのに」
「そんなある日、たまたま上役に気に入られて、2年目から営業に回してもらえるって話も出てきたんだよね。結局は断って、今の会社に戻ってきたけど」
何でそうなるんですか~??
あなたは営業がやりたかったんですよね?
せっかくチャンスを貰ったのに、何でまたそれを棒に振ってリサイクルショップに戻ったんです……?

要するにこの話からは、なぜその流れで不動産屋で働き続けなかったのかがまったく伝わってこないのです。
【まとめ】
私の経験上、筆者が勤務していたようなブラック企業に長年勤めている人は、
「その場その場での状況判断能力が低い」傾向があるように感じました。
傍から見れば「え、髪を黒くすれば良くない?」とか「不動産屋でもう少し頑張ってみたら?」と思える場面でも、なぜか自分が損をする方の選択肢を取ってしまう。
だからこそ、勇気を出して辞める決断ができないとも言えます。
読者の皆様へ。
もし何かの間違いでブラック企業へ入社してしまったときは、自分が置かれている状況を冷静に見極めましょう。
そして、思いきって「辞める勇気」を持ってください!







